2003-01-01から1年間の記事一覧

「ねじまき鳥クロニクル 2」村上春樹 全作品1990-2000 5巻、読了第三部 鳥刺し男編 何故、こんな無味乾燥の主人公なのだろう。現代の話をやめて、戦中のストーリーだけでもよかったのか。不気味じゃないのだ。主人公は嫌いだ、「国境の南、太陽の西」の主人…

「ねじまき鳥クロニクル 1」村上春樹 全作品1990-2000 4巻、読了 第一部 泥棒かささぎ編 第二部 予言する鳥編 夢の中の物語だ。人の皮を鋭いナイフで剥ぎ取っていても、暗い井戸の中でひっそり死と直面しても、実感がないのだ、リアリティが感じられないのだ…

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」安彦良和、4巻ガルマ編・後、5巻ランバ・ラル・前、読了 「坊や だからさ」

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」安彦良和、角川書店、3巻ガルマ編・前、読了 セーラさんは、可憐で、かっこいいな。アルティーシア。

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」安彦良和、角川書店、1巻始動編、2巻激闘編、読了 ガンダムのアニメといえば、僕が大学生になったころ、1980年、ひとつの頂点な人気だったろう。同級生は、ザクだかドムだかのフィギャ(当時はプラモデルかな)を部屋に飾っ…

「Pの密室」島田荘司、講談社文庫、読了 短篇集。「鈴蘭事件」「Pの密室」の2作品。 子供の頃の御手洗潔の活躍。 毒物にはくわしい。 Pはピタゴラス。 なんだか切ない幕切れ。どうあがいても、その人ののちの人生を変えてしまう真実。板挟みで苦悩する少年、…

「御手洗潔のメロディ」島田荘司、講談社文庫、読了 短篇集。「IgE」「SIVAD SWLIM」「ボストン幽霊絵画事件」「さらば遠い輝き」 「ボストン・・」は御手洗がバーバードの学生だった頃の話。なかなか奇抜なアイデアで素敵だった。「さらば・・」はレオナ松…

「手紙の行方」-チリ- 山口智子、ロッキングオン社、読了 女優の山口智子の南米チリへの旅行記。読む方とすれば、旅のさなか、その土地のガイドよりも、女優山口智子の独白をもうすこし、もっとたくさん、期待するだろうに。旅行のガイドは専門家に任せてほ…

「夢・出逢い・魔性」You May Die in My Show.森博嗣、講談社文庫、読了 2000 PAPERBACK VERSION 2003 Vシリーズ第4弾、東京での彼らの活躍である。 他人の人生に「かぶる」ことはゆるされない。 おとこなのか、おんななのか、名前を発音する音だけではわか…

「パタリロ!」76巻、魔夜峰央、白泉社、読了 読んでいると、解毒になるのか、なんだか生きていく垢とか滓がすっと取り除かれていく開放感がある。気分がすっきりするのだ。不思議だ、こういうのが長く続く要因の一つかもしれない。

「ちいさなぶつぞう おおきいぶつぞう」はな、東京書籍、読了 しあわせになった。「かわいいおばあちゃん」になるのが理想のはなさんの、かわいいイラストが心をやすらかにする。「如来」とは悟りを得た身だそうで「菩薩」は修行中で、衣装に派手な飾り物を…

「色川武大・阿佐田哲也エッセイズ 1.放浪」ちくま文庫、読了 麻雀などのギャンブルの話もさることながら。著者は父親が45歳のころの初子の子供で、非情に過保護に育てられた。過保護はその人間をダメにするようで、たしかに生きにくいタイプを造るようだ、…

「ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう」はな、東京書籍、「手紙の行方」山口智子、ロッキングオン、を買う。 はなちゃんの本、かわいい。イラストと写真と文章をすべてはなちゃん。「モデルのはなちゃんの趣味は仏像鑑賞」いいな。

「悲しいやねえ、人ってェのはさあ」

「巷説百物語(こうせつひゃくものがたり)」京極夏彦、角川文庫、読了 短編連作、あやしい話。芥川龍之介の「藪の中」を思った。「小豆洗い」「白蔵主」「舞首」「芝右衛門狸」「塩の長司」「柳女」「かたぴらが辻」入れ替わった復讐。いろんなあやしい話。

「アトポス」島田荘司、講談社文庫、読了 うーん、前説明が多いのが辛い。もうひとつの中国の話はおもしろい。かゆいんだろうなあ。夜もねむれないらしいし。 さて、今日、偶然に朝日新聞に載っていた早川義夫の書評を読んで、「色川武大・阿佐田哲也エッセ…

「20世紀少年」13巻、浦沢直樹、小学館、読了 ともだちは、死んだ。残された者と世界滅亡させようとする残党とと戦いが始まる。1970年代の雰囲気が濃厚だ。

「眩暈(めまい)」島田荘司、講談社文庫、読了 かなりの頻度で関係者の手記から始まる例がある。あいかわらず荒唐無稽な話で、外国にも同じようなものがあるんかいな、と思わせる。あまり御手洗が出てこなかったから、つまらないと思った。やはり、御手洗が…

「女王の百年密室」GOD SAVE THE QUEEN,森博嗣、幻冬舎文庫、読了 改行が多すぎる、まえからそう思っていたけど、最近の作品は改行が多い。 最後はちょこちょこと、おもしろかったが、ファンタジーはお好きならいいが、ちょっと不満足。 クリスティ・ガルシ…

「水晶のピラミッド」島田荘司、講談社文庫、読了 いろんな古代エジプト、ピラミッドの謎、現代人のこじつけか。最後は堂々とした対決だった。

「暗闇坂の人喰いの木」島田荘司、講談社文庫、読了 松崎玲於奈(レオナ)の家の話。死刑とか残虐な絵も出ている。このひと、結構グロテスクな殺害行為だ。

「女王の百年密室」GOD SAVE THE QUEEN 森博嗣、幻冬舎文庫、を、奥さんが買う。 まずは、奥さんが読まれるようだ。 「パタリロ西遊記!」6 魔谷峰央も読まなくちゃとはおもうのだが。「パタリロ西遊記!」6 魔谷峰央 白泉社、読了 相変わらずの世界。すっと…

「御手洗潔のダンス」島田荘司、講談社文庫、読了 短篇集。「山高帽のイカロス」「ある騎士の物語」「舞踏病」「近況報告」 「近況報告」はいろんな御手洗潔の嗜好がわかって面白かった。紅茶の趣味や、脳内麻薬のことについて書かれていてなるほどと思った。

「斜め屋敷の犯罪」島田荘司、講談社文庫、読了 ひとりの人間をこれほどまでに大がかりに殺そうかとは。あ、思い出した、「哲学者の密室」笠井潔を思い出した。

「あずみ」29巻 血痕 、小山ゆう、小学館 あずみの恋の相手は今は兵介だけど、成就するのかしら、いい加減、処女じゃなくなって女になってほしいが。この巻は話の準備段階か、いろんな相手が揃ってきた、さて次巻は殺戮か。 映画の上戸彩主演の「あずみ」を…

「御手洗潔の挨拶」島田荘司、講談社文庫、読了 短篇集。「数字錠」「疾走する死者」「紫電改研究保存会」「ギリシャの犬」読みやすい。ああ、こんなんだな。御手洗潔はジャズなギターをかき鳴らし、犬好きだ。巻末の「新・御手洗潔の志」はなるほどと思う。…

「異邦の騎士」島田荘司、改訂完全版、講談社文庫、読了 島田の処女作、文庫になるさい改訂される。 こんな文章がある。 クイズは、作るより解く方が何倍もやさしいんだ。 古今東西、巧妙な犯罪や事件に真の芸術家がいるとすれば、 それはホームズやポアロな…

「占星術殺人事件」島田荘司、講談社文庫、読了 デビュー作。御手洗潔(みたらいきよし)探偵の登場だ。 アクの強さでは中善寺秋彦(京極夏彦の)が強いかな。なかなか斬新な殺害方法だし、犯人わかんなかった。

村上春樹全作品1990-2000 第4巻 ねじ巻き取りクロニクル1を買う 次の2ヶ月後に2がでるだろうから、そろって読めればいいけど1994年発表当初も一部と二部は揃って出たが、三部は遅れたはずだ。この作品集の売りのひとつに作者自らの書き下ろし「解題」がある…

「村上春樹全作品1990-2000」第3巻 短篇集II、村上春樹、講談社、読

この作品集には、二つの単行本の分が収録されている。 「レキシントンの幽霊」「緑色の獣」「氷男」「七番目の男」「めくらやなぎと、眠る女」が収録された[レキシントンの幽霊] 「UFOが釧路に降る」「アイロンのある風景」「神の子どもたちはみな踊る」「タ…

「真犯人はあたしたち御見物衆」

「虚無への供物」中井英夫、講談社文庫、読了 やっと、読めた。うーん、複雑、重厚、しかも最終章での犯人の独白、すばらしい。 あと、登場人物が個性があって、たのしい。 最初はどうも話にのめり込めず、なんとはなしにあきらめずに読み出した。 つまりは…